大正長いも
大正長いもとは
大正長いもは、1975年わずか3戸の生産からスタートし、現在では67戸が約150haを作付けし、大正を代表する農産物に成長しました。長いもの生産が、大正の土地や気候に良く合い、生産者の生産技術向上により、年々評価も高まっています。今では、海を越え、台湾やシンガポールにも届けられ、好評を得ています。
出荷量 | 4,000トン |
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収穫時期 | 秋堀り11月・春堀り4月 |
出荷時期 | 通年 |
地域団体商標 | 大正長いも(商標登録第5051632号) |
生産者:長いも生産部会 部会長 小森弘嗣さん
[ 30年以上にわたり種子を守る ]
寒暖差の多い気候、長い日照時間、水はけの良い土地。大正地区は、美味しい長いもを作る条件が揃っています。大正地区では、40年にわたって長いもを生産していますが、大正の土地に合う種子を選抜し、30年以上にわたってその種子を大事に守ってきました。長いも生産部会では、約70戸の生産者が切磋琢磨しながら栽培技術の向上に取り組んでいます。
[ 31種類の細かい規格に ]
長いもの栽培は、本当に苦労が多いです。同じ畑で連作すると障害が出てしまうので、他の作物とのバランスをとりながら4年~6年での輪作体系を作らなければなりません。毎年の作業も、雪の残る3月に始まり、雪が降り始める11月の収穫まで約9か月に及びます。大正長いもの特徴は、首が短くとっくり型で大きめのサイズ。他産地よりも株間や畝間を広くとって肥料のバランスをとりながら、じっくりと大きく育てます。消費者や実需者の要望に応えて、31種類の細かい規格に分けて出荷するのも大正長いもだけです。
[ 甘さがあって青臭くない ]
大正長いもは、甘さがあって青臭さがないと言われます。山かけや、とろろで、大正長いもの素材の味を直に味わってほしいですね。味が評価されて、台湾やシンガポールへ輸出もしています。一回食べてもらえれば、大正長いもの良さを分かっていただけると思います。ぜひ、大正長いもを食べてみてください。
大正長いもの特徴
大正長いもの選果は徹底した選果・品質管理を行っております。収穫した時に付いている土はブラシで落とすのが一般的ですが、細かい傷が付き傷みの原因となる為、シャワー式の洗浄機を導入し、水圧のみで土を落とした後、1本1本を人の目で品質を見ながら31の等階級に選果を行っております。これだけ多くの種類に選別している長いもの産地は全国探しても他にはありません。また、輸送中に傷が付かない様、専用のおが屑をたっぷりと入れ、全国に届けています。
大正長いもは、ほんのりとした甘みがあるとよく言われています。とろろや、千切りなどの生食はもちろん、炒め物でも最適で、どの料理にも合います。