JA帯広大正について
ごあいさつ
JA帯広大正は、昭和23年設立以来、農業、地域の発展と振興をめざし、組合員や地域の皆様とともに歩んでまいりました。大正地区は、平坦地が多く、気候も土壌も農業に恵まれた環境にある一方、70年以上にわたる歴史の中で、厳しい自然や社会環境の変化に大きな危機を迎えることが幾度もありました。そんな時も、先人たちの努力により危機を乗り越え、豊かな農地を守り、現在まで育ててきました。
当JAは、大規模な農協の多い十勝にあって、決して大きな農協ではありません。私たちがめざす農協は、組合員の生活基盤をしっかりと守り、大正の町を盛り上げるために、組合員と農協が対等な関係で、双方向にコミュニケーションが取れる組織です。
これまで、小麦、ビート、豆類に加え、「大正メークイン」「大正長いも」「大正だいこん」を基幹作物として組合員とともに生産技術の向上とPR活動に取り組み、全国的な評価を頂けるまでになりました。これらの作物をしっかりと維持しながら、未来を見据え、新たな作物、新たな販路の開拓にも果敢に挑戦します。これからも、地域農業と地域の発展のため、役職員が一丸となって取り組んでまいりますので、みなさまのご支援、ご協力をお願い申し上げます。
帯広大正農業協同組合
代表理事組合長森 和裕
帯広大正地区について
帯広大正地区は、十勝平野の中央部やや南南西に位置し、帯広市街中心部から約17㎞のところに位置します。十勝の空の玄関口であるとかち帯広空港や「愛の国から幸福へ」で人気となった愛国駅や幸福駅も大正地区にあります。
大正地区は、主に北陸3県(石川・富山・福井)からの移住者により、明治29年頃から開拓が始まり、大正4年に、当時の年号にちなんで大正村が誕生。昭和32年に帯広市へ合併し、現在に至ります。
札内岳を源に発して十勝川に合流する札内川、以平町・桜木町の段丘を流れて十勝川に注ぐ途別川があり、日射量の多さ、火山灰地の水はけのよさを活かし、盛んに農業がおこなわれている地域です。
経営方針
当JAは、設立以来、積極的な農業事業運営を展開し、「足腰の強い農業とゆとりとうるおいのある農村社会を作る」ことを目的とし事業運営を行っております。
昭和34年には、「大正メークイン」を北海道物産展に出品しその声価を高め、代表農産物の「大正メークイン」「大正だいこん」「大正長いも」の3品目を平成19年6月に地域団体商標登録し、当JAの3本柱として確立致しました。
「安全で美味しい農畜産物を消費者へ送り届ける。」という理念に基づいて農畜産物の販売を進めております。
更には、消費者の食の安全・安心・信頼性の確保から、クリーン農産物生産に向けて減農薬栽培の確立のために、馬鈴薯リーフチョッパーによる茎葉処理の実施、土壌診断に基づく適性施肥の取組、トレーサビリティーの確立に向けて農畜産物の生産履歴記帳運動、残留農薬の自主検査の取組、ジャガイモシストセンチュウ蔓延防止対策を進めているところであります。
現在、農業を取巻く情勢は大きな変化が予想されますが、組合員や地域社会に根ざしたJAを目指し、系統連合会や関係機関との十分な連携のもと事業を進めてまいります。